企業情報

代謝性疾患領域における革新的な治療薬を開発

Poxel社は、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)や希少疾患を含む代謝病態を伴う慢性重症疾患の革新的な治療薬を開発するバイオ医薬品企業です。Poxel社は、アデノシン一リン酸活性化プロテインキナーゼ(AMPK)アクチベーターおよび重水素修飾チアゾリジン系薬(dTZD)の各プラットフォームを発展させ、慢性・希少代謝性疾患を対象とした臨床及び早期開発段階プログラムを進めています。Poxel社のファーストインクラスの主力製品である、ミトコンドリア機能障害を標的とするツイミーグ®は、日本で2型糖尿病の治療薬として承認されています。

Poxel社の使命とビジョン

Poxel社の戦略

Poxel社は、代謝異常を根本原因とする慢性または希少代謝性疾患を対象とした画期的な治療薬を開発し、製品化することを目標としています。その実現に向けて、次のような戦略を進めています。

  • Poxel社の実績に裏打ちされた開発能力と既存のプラットフォームを活用し、さらに新しい治療薬候補や技術を獲得することにより、希少代謝疾患ポートフォリオを発展させ、商業化する。
  • NASH開発プログラムのうち1本を後期開発段階に進める。
  • パートナー企業である大日本住友製薬の支援を通じ、引き続きツイミーグ(イメグリミン塩酸塩)の価値を最大化するとともに、米国・欧州におけるイメグリミン塩酸塩の開発を進めるために、提携活動を含む各選択肢について検討する。
  • Poxel社の所有化合物全体の商業的可能性を最大化し、時機をとらえ戦略的業務提携を結ぶ。

サイエンスの強み
細胞のエネルギー代謝経路を標的に

Poxel社は、多くの慢性疾患エネルギーバランスの不均衡と代謝機能障害であり、代謝経路を標的とすることが重要だと考えています。Poxel社の各臨床開発プログラムは、細胞のエネルギーと代謝経路における重要なターゲットに焦点をあてています。

  • PXL065は、細胞エネルギーのゲートキーパーであるミトコンドリアピルビン酸キャリア(MPC)の阻害など、チアゾリジン系薬(TZD)によって調節される非ゲノム(非PPAR)経路を選択的に標的とする。
  • PXL770は、重要なエネルギーセンサーであるアデノシン一リン酸活性化プロテインキナーゼ(AMPK)を活性化する。
  • イメグリミン塩酸塩は、細胞のエネルギー産生機構であるミトコンドリアの機能障害を標的とする。

豊富な経験から生まれた代謝性疾患領域における高い専門性

Poxel社は、Merck社によるSerono社の買収後の事業再編の一環として、同社の代謝関連事業を分社化し、2009年に同社の科学・医薬品開発のリーダー達が中心となって誕生しました。Poxel社の高度な科学的専門性は、代謝性疾患の主要なメカニズムへの専門知識と、現在の標準治療に影響を及ぼすために求められるイノベーションについての理解に基づいています。

また、Poxel社のファーストインクラスのリード製品である、ミトコンドリア機能障害を標的としたツイミーグ(イメグリミン塩酸塩)は、日本で2型糖尿病の治療薬として承認されています。今回の承認により、Poxel社は大日本住友製薬株式会社(以下、「大日本住友製薬」)からマイルストーン、売上高に応じた支払いおよびロイヤリティを受け取る権利を獲得しました。なお、Poxel社はイメグリミン塩酸塩について大日本住友製薬との間で、日本、中国、韓国、台湾、その他東南アジア9ヵ国における戦略的パートナーシップを結んでいます。

Poxel社のマネジメントチームと取締役会は、医薬品の研究開発から販売、患者さんの治療薬へのアクセス、さらには製剤のライフサイクル管理にいたるまで、製薬業界での豊富な経験を有しています。Poxel社の経営陣は、代謝経路や適応症、希少疾患、臨床研究・開発、グローバルな薬事規制対応など幅広い経験を有するメンバーに加え、医薬品開発や企業提携に関する業務や財務の専門家も擁しており、今後も体制強化を推進します。

現在は、フランスのリヨン、米国マサチューセッツ州のボストンおよび東京を拠点として、代謝性疾患におけるワールドクラスの研究開発組織を構築し続けています。

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